【日が暮れる】

2008年 7月 20日
レポート用紙 シャープペンシル(4B芯)

日が暮れる-クリックで拡大

≪石壁の町を出る     太陽の盾≫


 幼馴染と久しぶりの再会。
 毎日、日が暮れるまで遊んでいたころ、世界は彼らの手のひらの中にあった。けれどいつの間にか世界は膨らんで、溢れて、見えないほど遠くまで広がっていた。今はその端っこにやっと引っ掛かっているように心もとない。
 別れ際、「また明日」とは言えずに、手を振った。




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